スタッフブログ スピーディーターゲットグループ
ワイヤの種類や太さによって使い分けや加工性能に違いはありますか? 2023年08月24日 一覧へ戻る
 ■ ワイヤの種類や太さによって使い分けや加工性能に違いはありますか? 拡大写真 

当社によく寄せられる質問に
「どうしてモリブデンワイヤを使用するのですか?」
「ワイヤカット放電加工機のワイヤーにはどのような種類があるのですか?」
「ワイヤーによって違いはあるのですか?」

こういったご質問を頂くことがあります。

【ワイやーの種類】
ワイヤーカット放電加工機で使用するワイヤー線の太さは、0.05~0.3mmの真鍮製が主であり、多くのワイヤーカット放電加工機では、用途・目的に合わせて真鍮製ワイヤー径を変えながら使用しています。基本的には、ワイヤー線は太いほど加工時間のスピードUPが可能になりますが精度面が落ちます。対して、ワイヤー線が細いと精度は上がります。ただ、断線が頻発するのを防ぐために加工速度を遅くしなければいけません。加工要求によっては、タングステンやモリブデンのワイヤーを使う場合もありますが、希少金属のためワイヤー価格は真鍮よりも割高になります。

【モリブデンワイヤカット放電加工機】
STGのワイヤカット放電加工機では、モリブデン線を使用します。
モリブデンは、真鍮よりも強度があり、断線が少なく使用することができるため反復使用に耐えることができます。そのため、最大100時間程度、同じワイヤーを行ったり来たりさせることで、ワイヤーのコストを抑えながら、比較的精密な加工ができます。欠点としては、ワイヤーの線径が繰り返し使用の中で変化するので、精度管理が±0.015mm程度の中精度までしか対応できない点です。

【ワイヤーの使い分け】
ワイヤカット放電加工機のほとんどの場合は、真鍮ワイヤを1回使用が主になります。
加工の要求によっては、タングステンやモリブデンを使用することもあります。
STGのワイヤカット放電加工機は、そのモリブデンの耐久性や強度に着目して、モリブデンワイヤーを繰り返し使用し、手軽な使用感とコストメリットの最適化をねらったものになります。

詳細・問合せはこちらから
https://stgjapan.jp/products/wire-cut_machine/
戻る



  • ニュース・お知らせ
  • 業務案内
  • ワイヤカット放電加工機の加工製品例
  • サポート
  • 会社案内
  • 会社案内
  • お問合せ
  • 求人情報
  • ワイヤカットユーザー様情報ページ
  • 会社案内
  • STGアメリカ
  • アオイオーシーのフローリング


ページの先頭へ